こころ

母が死んだ日から、毎日家にいるハエのこと。

母が死んで1ヶ月経った今の気持ちと過ごし方。

母が亡くなって1カ月以上が経ちました。

誰よりも認めてほしかった母の突然の死。

 

その間、いろんな人がメールをくれたり、会いに来てくれたり、ご飯のおかずや野菜を分けてくれたりして、なんとか生きています。

 

仕事にも行き、毎日、母が死ぬ前と同じような日々を送っています。

変わったことといえば、今までは半日の勤務だったのですが、職場の方が色々と考慮してくださり、フルタイムの勤務になりました。(社会保険に入れるように)

 

 

”なるべく日常生活を淡々と過ごすといい”と聞いたので、働いて、食べて、寝るということを頑張っています。

母と1匹のハエ。

職場では笑顔で過ごしているつもりですが、ふとした時に、涙が出そうになったり、心が引きちぎられそうになったりします。

 

 

仕事を終えて家に帰り、「お母さん、優しくできなくてごめん、ひどい娘でごめん…」と思いながら泣いていると、ひざの上にもそもそ、そわそわとした感覚。

 

 

1匹のハエが、ひざの上に乗っているんです。

 

 

家族で、「なんでもっと早く気が付いてあげられなかったのか?」と責めたり喧嘩したりしていると、いつのまにかハエがやってきます。

 

 

そうして、ハエは家族一人一人の肩や手、足にとまるのです。

 

 

これはお母さんだ。

直感的に思いました。

 

 

「急にいなくなってごめんね」

「泣かないで」

「もっと一緒にいたかった」

「みんなを苦しめてごめんね」

 

 

と言っているように見えるんです。

 

バカですよね?

 

でも、そんな風に見えるんです。

お母さんの分身だと思って話しかけてしまう。

母が亡くなった次の日から、ずーっと同じハエが1匹、家の中にいます。

 

朝起きて、リビングに行くと、ハエが台所のシンクのそばにとまっている。

「おはよう」

 

朝ごはんを食べるときはテーブルの上のコーヒーカップにとまってる。

「いただきます」

 

夜ごはんのとき、家族でああだこうだと後悔したり悲しんでいたりすると、ぶんぶんとテーブルの上を飛び回っている。

 

「おかえりなさい」
「今日もがんばったね」

 

 

虫が大の苦手なわたしですが、ハエさんのことが愛おしくてたまりません。

母が死んで、価値観が180度変わる。

わたしの家は4人家族で、母がいなくなった今は、3人家族です。

 

 

親戚づきあいもなく、祖父母は両家とも去年で全員亡くなってしまったので、頼れる身内はいません。

 

 

あんなに、ひとりがすきだったわたしなのに、家族は多い方がいい。
こんな風に思うのです。

 

 

「わたしは孤独死確定だな、それでもいいや」

と諦め半分で思っていたけれど、

心穏やかに、人生を一緒に歩んでくれる方と結婚したいなぁ…。

なんて思ったりもします。

 

 

田舎の、ちょっと古いけど広くて、縁側なんかある家で、お父さんお母さんに兄弟、おじいちゃんおばあちゃんと暮らしている人なんて憧れちゃいますね。

 

 

死んだら、人はどこへ行くんでしょう?

お母さんはいま、どんなところで過ごしているんだろう?

誰も教えてくれないし、一生分かりません。

 

 

わたしは、どうしよう?

アルバムや賞状なんかを整理していたら、わたしが小学生や中学生のころに、新聞や校内紙に載った作文がファイリングされているのを見つけました。

 

 

お母さん、全部とっておいてくれたんだね。

 

 

わたしはやっぱり文章を書くことが好きだよ。

 

 

残りの人生、お母さんの元へいくまで、こうしてブログにお土産話を記録していこうかな。

もらった野菜で、天ぷらを初めてあげてみたけどお母さんみたいにうまくできなかったよ。料理は得意じゃなかったけれど、あさイチとかはなまるマーケットを見て必死に作ってくれていたよね。