競馬場インター近くの千房(ちぼう)さんへ。
新潟市北区木崎の競馬場インター近くにある、珈琲店千房さんに行ってきました。
こちらも、レトロ好きな読者の方からおすすめされていたお店です。
大通りから一本、細い道に入っていくので不安でしたが、お店の前に広い駐車場があるので安心。平日のお昼時、何台か車が停まっていました。
席選びに迷う、広々空間。
お店の外観を写真におさめて、一呼吸ついてからドアを開けると、いい意味で想像を裏切られました。
広い…!!!
奥にも席があるようです。
はじめてのお店であるにもかかわらず、好奇心丸出しで、ずんずん足を踏み入れていきました。
ボルドーの椅子が、とても素敵。
びっくりしたのが、お客さんがたくさんいたことです。
大変失礼な感想ですけれど、人がそこそこ埋まっている喫茶店、久々にみました。
読書しているおひとりさまもいましたし、なにやらパソコンを教えあっている方々、会社の社長と社員風な人たち…など客層が様々です。
老若男女、それぞれ思い思いの時間を過ごす…これぞ昭和の喫茶店という感じ。
わたし、刑事もののドラマや映画がだいすきで、刑事さんが待ち合わせ場所になじみの喫茶店を指定したり、漫画家さんと担当さんが喫茶店で打ち合わせをしたりするシーンに心奪われるのですよね…生まれてきた時代を間違えたかな?
豊富なメニュー。
メニューは下げられてしまうスタイルなので、あまり写真は撮れませんでしたが、食事系からデザート、飲みものまでなかなか豊富にそろっていました。 チョコレートパフェやクリームソーダにも惹かれましたが、今日はお昼を食べにきたのです。
日替わりランチ。
たくさんお客さんがいるにも関わらず、お店の方はお2人でしたので、とっても忙しそうでした。パタパタと「決まったら声をかけてくださ~い」と言われ、席に着いてからゆっくりとメニューをみます。
ナポリタンランチと迷いましたが、今日の日替わりはハンバーグだというので日替わりランチに決めました。
なんだろう、この、昔ながらの定食感…きらいじゃないです。
ハンバーグは、決してカフェ飯のふわふわジューシーハンバーグではありません。
家で作った、固めのハンバーグです。
ナポリタンも付け合わせでついてきたので、こちらにしてよかった。
まさか、ハンバーグランチにお新香がついてくるとは思いませんでしたね。
ひとつひとつが、とてつもなくおいしいわけではなく、決してまずくもない。
素朴な喫茶店グルメです。
雰囲気。
窓の汚れ?で、外がよく見えないのもご愛嬌。
薄暗い緑がいい感じに落ち着きます。
忙しそうでちょっと怖そうだったお店の方も、ひと段落したのか、「寒くないですか?」「ひざかけどうぞ」と声をかけてくれたりして、優しかったです。
あんなに昭和な定食なのに、食後の飲みものが珈琲一択ではなく、ミルクティーを選べるというところが何気にツボでした。
まぁ、ミルクティーといっても、本格的なロイヤルミルクティーではなく、紅茶にミルクを自分で入れるタイプなのですが。
ケチャップべちょべちょのナポリタンや、人工的な味のクリームソーダ、独特なビジュアルのプリンアラモードなどの喫茶店グルメは、なくならないでほしい貴重な文化財だと思う、今日この頃です。
そうそう、昨日の名探偵コナンが、毛利探偵事務所の下の階にある「喫茶ポアロ」の話だったのです。わくわくして、誰かと喫茶店で待ち合わせをしてみたい願望が爆発し、何気なくツイッターでつぶやいてみたところ、参加したいです!と返信ををいただいて・・・。
とても嬉しかったです。
意外と需要あるのかな?
あぁ、喫茶店で待ち合わせしてみたいなぁ…
いろんな人をさりげなく観察しながら心の中で実況しちゃいそう…