メニュー
喫茶カンポスさんへ。
新潟市東区中山という地域の喫茶店。カンポスさん。
こちらのクリームソーダを飲みたくて、うずうずしておりました。
こんなお店、知らなかった!
ドアを思い切ってあけると、カランコロン~とベルが響く。
とても愛おしい音色です。
一歩足を踏み入れると、外観とは想像できないほどレトロで素敵な内観。
喫茶店なので、たばこのにおいが鼻を刺激。
幸い、わたしが訪問したときには喫煙者の方はいなくて助かりました。
けれど、カラオケのにおいがしました。
レトロキュン、な見た目の”カンポス特製プリン”
マスターが思った以上にハキハキ、笑顔で 「いらっしゃいませ~」を言ってくれたので、想定外な対応に少しびっくり。
だって、こういうお店ってなんていうか接客は期待していないというか。
いい意味で、期待を裏切られた感じです。
メニューをみて、
カンポス特製プリンとクリームソーダを注文します。
光輝く、カンポス特製プリン
昔ながらのかたやきのプリン。
わぁ、こういうプリンが食べたかったの!
その姿が美しすぎて、ぽぉっと見とれてしまう。
一口ほおばると、弾力があってその名の通り、口の中でぷりんっとする。
カラメルは結構あまめ。
決してとろける、なめらかなプリンではないけれど、とってもおいしい。
おみそれしました。
これぞ古き良き喫茶店の美しいクリームソーダ。
コーヒーも紅茶もいいけれど、喫茶店のクリームソーダがすき。
先述した通り、フォロワーさんの理想すぎるクリームソーダの写真をみて、即決。
プリン&クリームソーダ、幸せの図。
人工的なグリーンの液体×アイスクリーム×さくらんぼ。
さくらんぼが特別すきなわけでないけれど、見た目的にやっぱり必要。
炭酸が少し弱め。
砂糖水感がすごい。
けれど、しあわせなのみものです。
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テキパキマスターの素敵な接客。
白シャツに、黒ズボン、黒い蝶ネクタイ。
思い描いていた”ザ・喫茶店のマスター”。
ステキな内装。
結構お年を召した方だと思うのだけど、ちゃきちゃきしている。
なにより言葉がはっきり、くっきり、マルカート。
- 「ありがとうございました」
- 「ごゆっくりしていってくださいね」
- 「とんでもございません」
- 「まいどどうも」
とても丁寧で紳士的。
店員なんだから当たり前だと思うなかれ。
新しいカフェでも、昔ながらの喫茶店でも、丁寧で笑顔な接客をしてくれる店員さんがそんなに多くはない現実。
だからこそ、じーんとしてしまって、
心の奥からぽかぽかしゅわしゅわソーダが湧き出る感じ。
おかげさまで、とても気もちよく過ごすことができました。
居心地よい店内と、ゆるりとした時間。
かなり古いお店だと思うけれど、店内は手入れが行き届いていて、清潔感があります。
ちょっぴりテーブルはペトっとしていたけれどね。
流れている音楽はなんだろう、まぁざっくりだけど、ジャンル的にクラシックかな?
大きすぎず小さすぎず、やすらぐ。読書がはかどります。
現在の時刻は15:00すぎ。
お客さんの平均年齢は、60歳くらい?
おばあちゃんグループが2組。おしゃべりに花を咲かせている。
常連さんらしきおじいちゃんは、カウンターでマスターと野球談議中。
お会計は、マスターに「おねがいしまーす」と声をかけてするんだけど、おばあちゃん2人組、お会計済ませた後も、テーブルに腰をおろし、話している(笑)
ゆるゆるとした、なにもかも自由な、そんな空気感が心地よい。
しばらくして、おばあちゃんたち、ようやく話がひと段落したのか、
マスターに「長々ごめんなさいね」と言って席を立つ。
なぜかわたし、目が合って、おばあちゃんたちに「ごゆっくり~」なんて声をかけられちゃったりして。
おばあさまたち、お店を出てからも、ドアの前で話し始めた。(笑)
自転車できたってことはご近所さんなんだね。
近所の方の憩いの場なんだろうなぁ。
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喫茶カンポスの素敵なところ。
居心地がよくて、昔の喫茶店らしいメニューを堪能できる、貴重なお店でした。
お食事メニューも種類豊富で、びっくり。
メニューはさげられてしまったから、写真は撮り逃してしまいました。
ハンバーグやナポリタンから、トースト系に焼きうどんまである。
甘味だって、みつまめから、パフェ、プリンアラモードまで豊富にそろっている。
しかも、夜の22:30までやっているらしい。
これは、近所だったら、通っちゃう。
やっぱり、喫茶店ってほっとするなぁ。
お店の人も、お客のおばあちゃんもおじいちゃんもおばさんもおじさんもやさしい。
積極的に長生きはしたくないし、無気力虚無人間なわたし。
むしろはやく人生終えたいとか思っているんだけど、
どうせとしをとるなら、かわいいおばあちゃんになりたいな。
※個人的、上半期純喫茶部門、第一位になりました。
訪問日:2016年7月14日(木ようび)