病院に行った帰り道、お茶できるところはないかしら?と「白根 カフェ」で検索したら出てきたお店。「シロネプレッソ」さん。名前がすてき。
朝9:30からやっているところも、ぐっど👍
入口の看板には「OPEN」となっているけれど、玄関には「CLOSE」の看板が。
”やっているのかなぁ…”と不安に思いながら外から中をのぞきこんでいると、にこにことおじさんが「どうぞ~」「あ!CLOSEになっていますね、失礼しました」と行って中に案内してくれた。
一歩入ると、白を貴重としたシンプルでおしゃれなコーヒースタンド風。
最近、こういうお店では先にレジでお会計なことが多いから、勝手に注文が先かと思い込み、ぼけーっとメニューをみていたけれど、「お好きな席へどうぞ」と案内される。
ドリンクメニュー。
お食事メニュー。
わぁ。
お食事もとってもおいしそう!
だけど、ちょっと体調がよくないから軽めにいきたい。
(コーヒーとワッフルにしようかな・・・。)
と思っていると、「ワッフルは今日焼いていないんです」とホール担当フレンドリーおじさん。
が~ん。(悲)
ドリンクについてもくわしく説明していただき、その中から夏季限定スペシャルブレンドの「サマー」を。
それからそれから、一番軽そうな?ピザトーストをセレクトします。
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おしゃれなピザトースト。
なかなか時間がかかっていたけれど、本棚にたくさん本や雑誌があるし、よみたいと思っていた「暮らしの手帖」があったのでわくわくしながら読みました。はい、とと姉ちゃんにはまっています。あのレトロでほっこりする時代の話、すき。
とと姉ちゃんの世界に引き込まれていると、トーストが運ばれてきてその見た目にびっくり。
お店は50代?いや60代?くらいのおじちゃん2人で切り盛りされているように見えたので、てっきりシンプルで素朴な王道喫茶店トーストが来ると思っていたのに、おしゃれなピザトーストが登場したから。ナイフとフォークでいただきます。
とろんとしたチーズの中にはひき肉が入っていて、ラザニアみたい。スタバのラザニアすきな方はすきだと思う。食べたことないけど、そんなイメージ。
おいしいな。切り込みも入っていて食べやすい。
お店を出て車のルームミラーをみるまで気が付かなかったけど、このおしゃれに散りばめられているパセリが、いつまでも歯にはさまっていた。
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かわいいお店のひとたち。
さっきからかわいいかわいいと乏しい語彙でしか表現できなくて申し訳ないのですが、おそろいのユニフォームに身を包んだおじさん2人がやさしくてかわいいのです。帽子がまたかわいい。ハンチングっていうのかしら。
・・・と思っていたら、今度は
「ワッフルがなくてごめんなさいね」と言いながら、もたいまさこさんみたいな優しそうなメガネの女性が「これ、サービスです」とシフォンケーキをもってきてくれた。
まぁ。うれしい。
注文する前から、お冷とロータスクッキーがついてきたのでサービスとしては十分満足なのに、ワッフルがないと聞いてしょんぼりしているわたしを気遣って、シフォンケーキをサービスしてくれるだなんて。うう。はるばる病院にきてよかった。
「サマー」は、堀口コーヒーさんの夏季ブレンドだと思う。あのくじらのパッケージは日和山5合目さんでも見かけたことがある。
「サマー」は、思っていた以上に濃くて深くてにが~~いブレンドだった。
軽いエチオピアや飲みやすいコロンビアもあると説明を受けたのに、限定に惹かれて頼んでしまった。珈琲と一口にいっても、同じ味は一つもないし、ほんとうに好みだな。
けれども、ミルクピッチャーにはたっぷりミルクが入っているので、ミルクコーヒーにして楽しむことができた◎
ピザトーストを食べ終わって、サービスのシフォンケーキと残りの珈琲をテーブルにセットし、デザートタイムを楽しもうとしているわたしを見計らって、今度は別のハンチングこだわり珈琲おじさんが、「ちょっと足しましょうね」と言ってカップに残りの珈琲を足してくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・!
なんてこった。
なんてやさしいのだ。
サービスがいいどころのはなしではない。
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ビアンカちゃん。
いつのまにか、カウンターの下にテディベアみたいな大きなわんちゃんが。
名前はビアンカちゃん。
人に慣れていて、おとなしくて、なでなでしても全く嫌がらない。
触れていると心がふわっと甘い湯気に包まれるような、わんちゃん。
このお店のショップカードのモデルも務めているのだけど、これがまたかわいくて本当に本当にすてき。テーブルの上にあったのをすでに2枚もらっていたのだけど、ホール担当フレンドリーおじさんがわざわざ「ショップカードもどうぞ」とくれたので、計3枚がかばんの中に。
ほう、癒し。
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雨模様。
雨模様− 山口達己 絵画作品展 − | SHIRONE PRESSO | シロネプレッソ
撮影禁止だったので写真はありませんが、アート&カフェとあって、店内の奥はギャラリースペースになっている。今はちょうど、「雨模様」という展示がされていて、これがまた素敵だった。けれど、蓄膿パワーが爆発し、こめかみが痛く、頭もぼー。集中してみることができなかったので、またみにいきたいな。
作品をみていたら、背後から「最近新潟で雨が降らなくて、これは秋田までいって雨に打たせてきた作品なんです。」との声が。
ぼーっとしていたのもあり、(ひょっ!だれ!?)と一瞬びくっとしてしまったけれど、なんと作者の山口達己さんだった。
20年も雨の作品を作っているなんてすごいなぁ。
20年も続けていることがすごいなぁ。
カラフルなドットの作品が多かったけれど、中にはモノトーンで大粒の迫力ある作品もある。
それから、その日が小雨かどしゃぶりかという雨の状況も書いてあった。
同じ色合いで描いていても、その雨の力加減も加わらなきゃ、生み出すことができない作品なんだなぁ。☔
ふと、”最初はなにこれ?と思われていても、10年続ければそれは才能になる、芸術になる、誰もなにも言えなくなる”って言葉をtwitterで見たことがあるけれど、その言葉が頭に浮かんだ。
正直に申し上げると、アートってあんまり興味が湧かなくって、「モネ展もせっかく新潟でやるんだからいきたいな~」くらいな気持ちだったけど、結局行っていない。
けれど、このお店にたまたま来て素敵な作品をみることができてよかったな。
それにしても、だいたいぼーっとしてしまって集中してみることができなかったこと、たまたまお店にきていた山口さんの話もうわの空になってしまったことが残念。