マルグッタ51番地さんへ。
喫茶店を巡っていると、たびたび、 あ、やばい店に来ちゃったかな…?という感覚に襲われることがあります。
そう、それはドキドキしながらドアを開け、マスターの表情をみたとき。
うわ、無口で気難しそう・・・
第一印象がそんな感じでしたので、きょろきょろ恐る恐る座ります。
小さな店内には誰もいなかったのですが、奥の4人席に座ってしまうと
あとでグループのお客さんがきたとき居心地悪そう・・・
と感じ、初訪問だけどカウンター席に座ってみました。
まぁメニューは食べログでチェック済だったのですが、あえて選んでいる風にして
パスタセット(750円)をチョイス。
お水を一口飲み、勇気を出して注文したら、
「パスタ?………パスタね……」
と言われたので、「ありませんか?」と尋ねたら
「あるよ」と言われ微笑まれました。
(HEROのバーのマスターみたい…)
パスタというかスパゲティ。
スープがきました。
味は薄めで、ほのかににんじんの味がします。
粉チーズを多めにかけてね、と言われ出されたミートソーススパゲティ。
パスタというより、昔ながらのスパゲティという響きが似合います。
明確な違いはわかりませんが…
なぜかちょっとすっぱくて、オリーブオイルをビシバシかけた味がします。
食後には珈琲と、抹茶のシフォンケーキがついてきました。
シフォンケーキがあまり好きではなくて、写真を撮らなかったのですが、生クリームが添えられていてとてもおいしかったです◎
「この生クリーム、おいしいですね」
そうわたしが言うと、
「そうなんだよ、ホイップクリームじゃなく生クリームなんだよ」
と得意げにマスターが答えてくれました。
もっと喫茶店×文章を極めていく決意。
久しぶりに「これは!」と思い買った、雑誌Hanako。
パラパラとページをめくるたびに、心臓が飛び跳ねてときめく感じ。
ほんとうに素敵な特集でした。
俳優の千葉雄大くんがすきなのですが、彼も喫茶店がすきと書いてあり、
ますます好きになりました。
雑誌を読みながら過ごしていると、
マスターがぽつり、
「学生さん?」
と話しかけてきました。
(わたしは三十路です)
そこから色々と話を聴いてもらい、
「もっと気楽にさ、人生楽しんだもん勝ちなんだよ、暗い気持ちでいたっていいことなんて1つもない、今の自分でもいいじゃないか、もっと人生楽しめや。」とエールをもらいました。
30になっても、自分の進むべく道がわからない・・・
といつも言っていますが、
ほんとうは、今何がしたいのかなんて分かっているんじゃないかな、って。
家にも社会にも居場所がなくて、人にも会いたくないけど、
こうして休みの日に気が付けば喫茶店に行っているじゃないか。
写真を撮って、ブログを書いているじゃないか。
雑誌Hanakoの喫茶店特集をパラパラめくりながら、
こんな風に”喫茶店といえばこの人”みたいになりたいな、
とか
堂々と喫茶愛好家と名乗れるなんて素敵だな、
とか、
こんな文章を書く人になりたいなぁ、とか思いました。
「おまえみたいなレベルの文章を書く人間なんてごまんといる」
「あなたより喫茶店に詳しい人は、たくさんいる」
「文章を書いて稼げるわけがない」
まだ誰かに直接言われたわけでもないのに、
勝手に決めつけて大した努力もせず、
あれがほしいこれがほしい言っていたなぁと。
わたし、もっと頑張りたいと思います。
転職活動しつつ、今、与えられた仕事(パート)も頑張る。
喫茶店や文章がらみのお仕事をもらえるように頑張る。
この人に頼んでよかった、と思ってもらえるよう頑張る。
そんな決意をした日なのでした。
みなさんはどんな日曜日でしたか・・・???
Hanako (ハナコ) 2018年 2月22日号 No.1150 [喫茶店に恋をして。] [雑誌]
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