誰も自分のことを知らない世界に行きたい…
そんな気持ちで、ふらりと東京行きの新幹線に乗り、神保町の喫茶店へ行ってまいりました。
神保町に行ってみたいと思った理由はいろいろあります。
- 訪れたことのない土地なこと。
- 又吉さんが、神保町の古本屋巡り→喫茶店へ足を運んでいたときいて。
- 雑誌に載っていた、千葉雄大くんのお気に入りの喫茶店(トロワバグ)に行きたかったから。
こんなところでしょうか。
さぼうるのフレッシュイチゴジュース。
東京駅で散々迷子になり、どうにかこうにか神保町へたどり着いたわたしが最初に訪れたのは、さぼうるさん。神保町駅のA7出口を出て、すぐの場所だったので、わかりやすくて助かりました…!
新潟の喫茶店、カフェドゥラペさんのマスターおすすめのお店なのでどうしても訪れたかったのです。
とても混んでいたけど、運良く並ばずに入店できました◎
木に囲まれて、まるでディズニーランドのアトラクションのような雰囲気です。
ガヤガヤしていたけれど、ひとりでお茶している人がチラホラいて安心しました。
(東京はどこにいってもひとり行動のひとが多くていいなぁ…と思います)
※ウインナーコーヒー発祥の地、「ラドリオ」さんにも行きたかったのだけど並んでいたので断念しました。
トロワバグさんのグラタントーストと居心地のよさ。
日曜定休だと書いてあったので、ダメ元で外観だけでも見れたらいいなぁ…と寄り道していたら、まさかの営業中!
(古本まつり開催中だったので、特別に開いていたとのこと。)
地下への階段を降りると、薄暗くて、それでいて落ち着くお店にたどり着きました。
(あぁ、千葉くんの感性、すき…!わたしと、気が合うんじゃない?笑)
席数があまりなく、そこそこに混んでいてたので、カウンター席へ案内されたわたし。(一見さんでもあたたかく迎え入れていただきました)
千葉くんが頼んでいたポークリブのサンドイッチと迷って、グラタントーストとコーヒーセットを注文。本当はお腹いっぱいで、グラタントーストなんて、食べられるお余裕はなかったのだけど、人気メニューということで、胃に流し込みました◎
東京の喫茶店にふらりと行ってみて感じたこと。
観光は一切せずに、ただ喫茶店に行ってウロウロして帰ってきたわけですが、久しぶりの東京は、なんだかとても落ち着きました。
わたしの過去や、わたしの現在の悲惨な姿を知る人が誰もいない。人々が行き交う横断歩道を渡りながら、安心感すら感じたのでした。
人々の群れに、紛れ込んでいる感じ。誰もわたしのことなんて見ていない。気にしてない。変な人なんて、数えきれないほどいる。
死にたいなんていうな、と言われることへの違和感。
誰がどう言おうと、わたしは、とても頑張ったとおもう。人に迷惑ばかりかけているし、だめだめ人間なのは間違いないけれど。
自分で、自分の頭を撫でてあげたい。
恋人がいたら、「よしよし、よく頑張ったね。えらいよ。もう十分だよ。大丈夫だよ。」って頭を撫でて抱きしめてもらいたいところだけど、いないものは仕方がない。
人生何が起こるかわからない。
今、わたしはフルタイムで働いていて、ひとり暮らしをしている。
感情を無くして、ただただ労働をこなす方が、楽だから。腫れ物に触るような雰囲気も感じるけれど、それを差し引いても色々気にかけてくれる、周りの人たちに、恵まれていると思う。
あの日から、全てが変わってしまった。
どんなにもがいたって、なるようにしかならないのかもしれない。
「死にたいなんて、言わないでよ。みんな頑張って生きてるよ。悪いことばかりは続かないよ。見捨てられるのが怖いなら、見捨てられないように頑張りなよ。」
某知人にそう言われたけれど、街を歩けば、みんな幸せそうだよ。みんな誰かと寄り添いあっているよ。さみしいし、つらいよ。ごまかして笑っているけれど、時々自分のみじめさが、恥ずかしくて目を背けたくなるよ。どうしたら、この心の穴は埋められるんだろう。