久しぶりの純喫茶探訪は、長岡駅近くにある「コーヒーハウスミチル」さんです。こじんまりとしてレトロで、初来店でも不思議とその場の空気に溶け込める、居心地のよい、素晴らしい喫茶店でした。
「しばらく一人で喫茶店に行く気力も、意欲もない。」
こんな風に言っていたにも関わらず、新潟市から逃げるようにして長岡駅にやってきたわたし。
おんなじ新潟だけれども、ちょっと遠くまできたような、現実から少し離れたようなそんな気分になる。わたしの祖父母は長岡に住んでいたので、幼い頃はよく来ていた長岡。なんだか懐かしい気持ちになるのと、わたしは長岡駅がすきなのです。
長岡駅の中には、ブルーブルーエという雑貨屋さんもあるし、SM2(サマンサモスモス)もあるし、無印もスタバもある。コンパクトにまとめられた感じがすきなのです。
コーヒーハウスミチルさんの内装と雰囲気。
外からみた感じよりも、店内は奥行きがあり意外と広いです。
ちなみに、喫煙可のようです。
コーヒーハウスミチルさんのモーニングメニュー。
魅力的なご飯ものがたくさんです。
平日に訪れたこともあり、せっかくなのでモーニングサービス(アイスミルクティー)をチョイス。
感じのよい、マスターさんでした。
木のおぼんがかわいい。
ランプを見つめ、ミルクティーを飲みながら、生きる意味を考える。
自分の生きている意味ってなんだろう?
最近、わたしの事情を知った上司の気遣いで、週5日×フルタイム勤務になったんです。社会保険にも入れていただき、とてもありがたいことです。
でも、これから先、朝起きて仕事して、ヘトヘトになって夜になって、ご飯を食べて寝る・・・。寝たら朝が来る。土日のおやすみは、あっという間に過ぎ去っていく。
余計なことを考える時間がなく、仕事が与えられている。とても幸せなことなのかもしれない。けれど、寿命までずっとこの繰り返しなのか?
そう考えたら、なんだかとても虚しくなって。
将来の希望もないし、特別やり遂げたいこともない。バリバリ働いて出世して管理職を目指すとか、キャリアウーマンになる意欲もない。共に人生を添い遂げる伴侶はいないし、婚活も頑張れない。最後にはひとりぼっちになる。どうして、こんなに無気力人間なのだろう。
わたしが生きる意味って一体、なんなのでしょうか?
(生きる意味なんて大それたことはなくてもいいのかな?ただ生きていればいいのかな?)
アイスミルクティーをストローでくるくるかき混ぜながら、ぼんやりと考えていました。
人生って、気が遠くなるほど長いと思っていたけれど、ひょっとして、あっという間に終わるのかもしれない。命の儚さを、身をもって知った今の自分だからこそ、残された時間を大切にしたいのです。
外は雨。ザーーーーーッという音が孤独を一層深めたり、でも妙に落ち着いたりもする。
秋は、とても好きな季節だけれど、なんだか物悲しく、寂しくなる季節でもあります。