HSPの生き方 PR

【HSPのまま生きる】仕事に人間関係…役立つ対策法が盛り沢山な『繊細さんの本』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

いらっしゃいませ。まどぎわメモリーにようこそ。

今日は、HSP仲間の方に「とりあえずこれを読んで!」と思わず貸したくなる1冊、武田友紀さんの「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本の感想とレビューをお送りします。

この本は、”HSPの自分のままでもいいんだ””この悩みは、自分だけじゃないんだ”と安心できる、お守りのような一冊です。

こんな方におすすめ
  • 「もしかして自分はHSPかな?」と考えている人
  • 敏感さゆえに、生きづらさを感じている人
  • HSPの読みやすくて役立つおすすめ本を探している人
  • ”繊細さん”の本の正直なレビューを探してる人

多くのHSP関連本の中で個人的No. 1。”繊細さん”の本を推薦する理由

とにかく読みやすい。視覚的・精神的負担がないHSP本

最近、HSPの認知度も上がってきて、関連書籍も増えてきましたよね。

 

人間関係の悩みの解決法や適職について知りたくて、HSPの書籍を5冊読み漁ったわたしが、これだ!!と思った1冊。それが、「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さん』の本です。

初めて”繊細さんの本”を開いた時、「なにこの本…すごく読みやすい!」と感じ、気がつけばカフェで一気に読んでしまいました。

 

 

優しいミントグリーン?で統一されたデザインが、心地よいです。(目に優しく、余計な情報が入ってこない)アンダーラインが引かれている文章を読むだけでも、心にスッと入ってきて、内容が理解できるのです。

 

 

また、挿絵や4コマがゆるくてやわらかなイラストで、視覚的にも読みやすい配慮がされています。HSPについてもっと知りたい!と思いつつも、本や活字を読むって、精神的にしんどい時はハードルが高いですよね…

 

 

もしあなたが、HSPについてもっと知りたい・本を読んでみたいけどどれにしたら良いか分からない・探すのも億劫…と感じたら、まずは”繊細さんの本”を手に取って目次だけでも目を通してみてください。

ぱりんこ
ぱりんこ
Kindleや電子書籍でも読めますが、付箋を貼って何度も読み返したくなる良書なので、紙の本をおすすめします。

”気にしない”のは無理。敏感で繊細な所を克服するのではなく、自分に合うところ探しをしよう

どうして、こんなに人生うまくいかないんだろう?と様々な自己啓発本を読んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

私もそうでした。休みの日は、書店に行って、自己啓発本パトロール。

”人生がうまくいくヒント”、”鈍感力”、”スルースキル”といったワードが書かれた本に引き寄せられ、”気にしない練習”をしていました。

 

ですが、気にしないというのは、感じる力が人一倍強い繊細さんには、無理なんですよね。

繊細さんの本と、他のHSP関連本との決定的な違いは、

自分の繊細さを克服すべき課題ととらえるのではなく、いいものとしてとらえる。そこが出発点です。

引用元:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さん』の本p8

と言っているところ。

「こんなめんどくさい自分を治さなきゃ!」と焦るのではなく、自身もHSPであるという筆者の武田友紀さんと共に、HSPのままで生きる、そのために役立つ技術を一緒に学びましょう、という考え方なのです。

HSPの向いている仕事や、適職の選び方のポイントを知ることができる

今の仕事で息苦しさを感じている人・辞める決断もできない時には繊細さん仲間の実体験コラムがおすすめ

仕事の悩みは尽きないですよね…

今の仕事をなんとか続けていきたい方にも、退職や転職を考えているあなたにも、本文の合間に掲載されている”繊細さんストーリー”という実体験コラムをぜひ読んでいただきたいです。

 

現在仕事を辞めたばかり。「このままで良いのかな?」と焦るわたしにとって、本書終盤に掲載されている、ストーリー5の内容がぴったりで、涙が溢れました。

 

HSPと言っても、人それぞれ悩みは違います。きっとあなたの悩みに合った繊細さんストーリー(生きやすくなったヒント)と出会えるはず。HSPという特性を持った方々の、仕事の向き合い方を知ることができ、共感と安心、ひとりじゃないんだ…という一体感を感じることができますよ。

HSPの仕事の選び方、適職は?扱う商品やサービスが「いい」と思えるか

気持ちよく働いている繊細さんの共通点は、自分が思う「いいこと」「いいもの」を仕事にしていることだそうです。

繊細さんがやりがいを持って働くには、自分が扱う商品やサービスを「いい」と思えるかどうかも大切なのです。この「いい」「悪い」は、世間的に見た「いい」「悪い」や、稼ぎが「いい」「悪い」、誰かの言う「それっていいことだよね」とは異なります。あくまでも自分がその仕事をどう思うかが大切です。

引用元:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さん』の本p181

HSPの方は、良心的です。売りたくもないものを仕事だからと割り切って売ることはできません。

 

やりたいことを仕事にしよう。でも、自分のやりたいことって何だっけ??

この本と出会うまで、やりたい仕事について考えれば考えるほど、”一体何がしたいんだ?自分” と深い沼にハマってしまったのですが、”そうか!!「いい」と思えるものを仕事にするという見方・探し方もあったんだ!”と新たな発見でした。

 

 

わたしは、短大を卒業してから、通信制大学で心理学を学び、障がい福祉・保育の仕事をしてきました。人間関係やピリピリとした雰囲気、プレッシャーにどうしても耐えらえれず、1つの事業所での最長期間は3年。トータル8年ほどです。

 

ありがたいことに、「天職だね」と言葉をかけてくださる方もいました。今思い返せば、利用者さんと向き合う時は「いつも一定の流れが良いだろうな」「音や光の刺激を少ない環境にしよう」「突然大きな声を出さないように、穏やかなトーンで話すことにしよう」「安心感を大切にしよう」「(言動が合ってるか合ってないかはさておき)まずは気持ちを受け止めよう」とHSPならではの強みも、役に立っていたんだなぁ…と感じます。

 

人の役に立つ、人のために働く、世間的にはとても”いい仕事”をしていました。ですが、なぜか私は毎日複雑な気持ちを抱え、必死に笑っていました。時々、顔の半分が痙攣してうまく笑えなくなりました。そんな時は、自分自身に「こんなにいい条件のところはないよ」と言ってみたり、「困っている人を助けるいい仕事だよね」と言い聞かせていました。

 

今後の仕事探しでは、もちろん環境面(静かな空間、どんな人と働くか?等)や待遇も大事ですが、気になる会社やお店が売っているモノやサービスに、自分の心が「いい」と思えるか?も大事なポイントにしていきたいと思います。

ぱりんこ
ぱりんこ
その点、”繊細さんの本”は、心からおすすめできます!自信を持って、スラスラとこの文章を書くことができています。

日常の中で生きやすくなるヒントや、HSPの人が使える具体的な方法がタメになる!

”あの人キライ”を大切にしていい。ビビビッと感じた第一印象は、大体あっている。

「あの人嫌だなぁ

「でも、良いところもあるよね」

「よくしてもらった事もたくさんあるのに、嫌いになるなんてダメだ」

 

こんな風にぐるぐるした事があるあなた、すごくすごく分かります。

簡単に人を嫌いになるなんて、と自分を責めたり、そんな自分も嫌になってしまったり…

苦しいですよね。

 

でも、繊細さんの本の中に、

あたたかい人間関係を作るには、苦手な相手をきちんと嫌って遠ざけることが必要です。

引用元:「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さん』の本p110

という言葉があります。

どうですか?なんだか、ホッ・・・としませんか?

 

キライという感情は押し込めなくていいし、むしろ大切にしよう。

これだけで、安心しませんか??

葛藤疲れをなくす”マイルール” 「とりあえず◯◯」を意識して選択する

何かを決断、判断することが苦手な方は、自分にとって最良のベストの選択は?と常に考えて、脳が疲れているのでしょう。考えすぎて動けない状態になることはありませんか?

 

わたしは、コーヒーショップに行って、どのドリンクにするか?ホットかアイスか?サイズはS・M・Lのどれか?

 

こんなに小さなことですら、決めるのに時間がかかって、迷って、疲れてしまいます。その場に1人なら、静かに自分の心に問いかけて決めることができるのですが、誰かと一緒だと、相手の姿や言動が気になり、影響を受けて、自分の飲みたいものすら分からなくなってしまいます。

 

そんな時、

最良(ベスト)の選択ではないかもしれないけれど、とりあえず◯◯にしよう

と言って決める。

 

迷うということは、それだけでぐったり疲れてしまう行為ですよね。さっさと決めた方が楽なことは頭では分かっているのに、そう思えば思うほど決められない…

 

そんな時は、「とりあえず」という言葉を頭から引っ張り出してみましょう。わたしは、日々の生活の中で、この”とりあえず”を取り入れることで、随分迷う時間が減り、楽になったことを実感しています。もしも後から、「やっぱりあっちにすればよかった…!」と感じても、その時はその時で、違う方を試してみればよいのですね。

 

こちらの方法と合わせて、

どうしたらよいのか迷っている時、決められない時は心の中の2歳児の自分に聞いてみる

というテクニックも実践中です。『これが食べたいな。でも仕事も辞めちゃったし、今月お金を使いすぎかな?』という今の自分の声は無視して、「あれがいい」「これがいい!」とはっきり言えた、2歳のわたしに尋ねてみて、返ってきた答えにするのです。本心にしたがって行動すると、嬉しい・楽しい・おいしいと感じること、心が満たされる回数が増えました。

HSPのそのままの自分でいれば、同じような人と出会うことができる。

非・繊細さんと分かり合えなくても、そのままの自分でいよう

この本を読んで、『繊細さんは、ひとりでゆっくり心と体を休める時間が必要』と改めて感じ、自分は今、必要なことをしているんだなぁと思うことができました。

 

当たり前とされる日中の8時間勤務ですらもぐったりしてしまう私って、おかしいのかな?なんでみんな疲れないんだろう?と不思議だったことが腑に落ちました。

 

繊細さんの本には、はっきりと、非・繊細さん(HSPではない人)は、HSPの人の言っていることが文字通り、本当に分からないと潔く記載されています。

 

親や家族、親しいと思っていた周りの人に、「気にしすぎじゃないの?」「分からない」と言われてばかりだと、本当に辛いですよね。

 

なんなの?この人。無神経すぎる!どうしてわかってくれないの!!と自分を理解してもらいたいという不毛な日々から、自分を出して、勇気を出して、少しずつ少しずつ、自分と合う人探しに切り替えていきましょう。時には嫌われてしまったり、離れていってしまう人もいるかもしれないけれど、それでも、何よりも大切なのは、心身の健康。あなたが、心穏やかに過ごすことです。

自分の好きなことや、いいなと思えるものを大切にしていってくださいね。

ぱりんこ
ぱりんこ
私の趣味は、喫茶店巡りです。HSPと落ち着く喫茶店やカフェは、とても相性がいい理由(光の刺激が少ない・騒ぎ声がしない等)も分かったので、引き続き大切にしていきます。

繊細さんの本は、HSP仲間を見つける方法まで教えてくれる…!

「自分みたいな人、本当にいるの??」

「分かりあえる仲間がほしいな」

こんな風に感じる事も多いですよね。

 

基本的にひとりでのんびりするのが好きだけれど、かと言って、人間と全く関わりたくない訳ではない。むしろ、話したいし、交流したい。

 

繊細さんの本は、そんな「繊細さん仲間を見つける方法」まで掲載されています。

知りたかったことが、すべて書かれている衝撃…!!!

 

周りの人に尋ねても、お医者さんに聞いてみても、ここまでしっくりくる答え、もらえなかった。むしろ、わかってもらえなかった感が強く残って、より孤独に、虚しくなっていました。

 

繊細さんがいそうな習い事や交流会に参加するのもいいですし、SNSやブログで自分の”いいな”と思うものを発信して、仲間を増やす方法もあります。私は、自己紹介をしたり、人前で話すことがとても苦手なので、こうしてブログを書いています。文章を書くことが好きなこと、より自分らしい言葉で伝えられる方法のため、2016年から当ブログ「まどぎわメモリー」で、好きな喫茶店やHSPについて発信しています。

 

3年続けていたら、同じように悩む方からメールが届くようになりました。本当に嬉しかったです。

 

HSPについて記事にするのは、「こんなこと書いたら嫌がられちゃうかな?」と躊躇し、長い間下書き保存のままになっていたのですが、「勇気を出して発信してよかったなぁ」と感じます。

 

メールをくれた方と共に、新潟のHSP交流会の開催を計画中ですので、詳細が決まりましたら、こちらでも告知させていただきますね。

お茶でも飲みながら話したり、自分が話さなくても、ただ誰かの話を聞いたり、そんなゆるやかな会にしたいなぁ…と思っています。

 

HSP専門カウンセラーである武田友紀さん著の「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる繊細さんの本。ぜひ手に取ってみてくださいね。読んだあと、ふわっと心が軽くなり、張り詰めていた心が楽になると思います。優しいあなたが、この優しい本に触れ、今よりも気持ちが楽になり、自分に優しくできるよう願っています。

はとさん
はとさん
ツイッターのフォローもお待ちしております!