新潟暮らしの褒め屋さん、癒すとレーター(肩書き不明)なわたしの東京旅、5日目。憧れの高円寺へ。
”こうえんじ”。
なんだか良さそうな街だと思いつつも、一度も行ったことがなく、駅に降り立つのも初めて。
電車に乗って、知らない街を歩くのはそれだけでワクワクするね。さて、今回の旅のお目当ては。。
”アール座読書館”さん
13年前お客さんが入らず、なぜ話せない喫茶店なんて作った?と腐ってた折に親子連れのお客さん💦
本も読まずうつむく女の子を後ろから見て「ここ楽しくないよな…」と暗くなってたら、お会計の時にこれあげる😊と一枚の絵。夢中で水槽描いて楽しんでくれてた😭
今もう大人だな…4時空席1
8卓↓力作! pic.twitter.com/cwLZYSaKVj— 読書喫茶室 アール座読書館 (@rzadokushokan) September 26, 2021
何年も前にSNSで見て、ブックマークしていたお店。
私語禁止の読書喫茶、自分と向き合う時間を提供するというコンセプト。これはもう絶対わたしがスキ!な空間だ!と確信めいたものがあったのだけど・・・
やっぱり、最高すぎて……。
今まで生きてきて、カフェ巡りがライフワークだったオタクのわたしでも、このお店以上に自分の趣味に合う喫茶店はないのではないか?と思うほどで。
カフェによって、いろいろな個性や表情があるし、シーンや気分で使い分けているので、優劣をつけるのはあまり好きじゃないのだけど。。
メニュー
高円寺駅前の商店街を歩きながら、新潟に思いを馳せる
わっ!あれは、ドトール珈琲店だ!漢字の!珈琲店だ!!(新潟にはないので、大興奮)
わっ!あれは、洋菓子のトリアノンだ!このロゴ、見たことある〜〜〜〜(キュンキュン)
ネット上で見ていたものが、今わたしの目の前にある不思議。すでに楽しい。(おのぼりさん)それにしても、駅前にあちこち商店街がある。そうだよね。これだよこれ!!
わたしはやっぱり、商店街、小さくても賑わっていて、お店があちこちある場所を歩くのが好きだなぁ。
あと、東京は朝から夜までお店がやっていて、一人席が充実している。一人でカフェにいる人が本当に多い!
テラス席でPCカタカタ、オンライン会議?している人もたくさん。(そのかわり、どこも人がいっぱいで並んだりもするけれど。。)
わっ!二階建てのサンマルクカフェだ!!いいな〜〜〜〜〜(2階席の窓から人々が歩いているのを眺めるような喫茶店が好き。だけど、新潟にはあまりない)
東京を歩いてわかったことだけど、土地の面積的になのか?3階まであるお家が多いし、お店も縦に長いね。だから、必然的に2階席のある喫茶店が多いのかな?
途中、かわいい雑貨屋さんにも心惹かれて飛びつきたくなるも、まずは目的地に行ってからにしよう!
たしか、アール座読書館のGoogleの口コミに、PAL商店街に入って、サンマルクを過ぎたあたりを右に曲がるとお店があると書いてあったよね。
その通り行ったら、本当にあったよ…!(ありがとう、口コミ書いてくれた人!)
着いた!念願の「アール座読書館」の入り口
うひょ!ここだ!
はぅあ〜〜〜〜〜もう、入り口の雰囲気からよすぎて、ツボすぎて、泣きそうになる。興奮して鼻息も、呼吸も早くなる。緑がいいね。
階段を登る感じも、大すきよ。(やっぱり、2階席フェチ)
なんと、2階は静かに過ごすお店(アール座読書館)、3階は、楽しく過ごせる(おしゃべりできる)お店、なんだね。
ちゃんとコンセプトに沿って分かれているから、「いいなと思って座った席の隣の人、声デカ過ぎない?ガーーン!席選び、失敗したァァア!!」ってことがない安心感。
ただね…この扉、開けるの、ハードル高いな……笑
えぇい、行くんだ。冷たくされたとしても、わたしは旅人!どんなネタすらも、消化できるエッセイストでしょう。(と、言い聞かせてドアに手をかけた)
「アール座読書館」にひとりで初めて入店した感想
キィ……
「ひとりです」
入ってすぐにいたお店のお姉さんに声をかけると、”どうぞ…”(無言)と、手だけ差し伸べて、席の方に案内していただいた。
はっ!!もしかして、この時点で、声出しはNGだったのかな!?と、最初から動揺しつつ、もうそんな恥とかどうでも良くなるくらいの空間と雰囲気に胸がいっぱいに。
よくわからないけれど、ここがいい!と感じた窓際の席に座る。
もうね、ここからは、感動で手が震えて。。。笑
こんなに自分が求めていた空間とデスク環境が、未だかつてあっただろうか?(いや、ない)
「アール座読書館」のオープンは12時。ちょっとホテルでのチェックアウトに手間取って(大荷物すぎるから…)出遅れたけれど、わたしは、13時すぎに着席。
時間帯によっては、満席になるみたいだから、好きな席を選べてよかったな。
店内は、静寂。物音ひとつ、しない。
ちらっと、隣を見ると(といっても、席が半個室みたいに独立しているので、すぐ隣にお客さんがいるわけじゃない)静かに読書をされているご婦人が。
あぁ、いいな。
高円寺×読書喫茶、なんてイケてる若者しかいないと思っていたけど、意外と年齢層は様々、敷居が低めでホッとする。
それなりに一張羅のワンピースは着ていったけれど、わたし、田舎者丸出しじゃないかな?と心配していたの…。笑
ぜーんぜん、大丈夫だった。(気配がなくて全く気づかなかったけれど、帰り際わたしの後ろの席には男性も読書を楽しんでいた)
「アール座読書館」の窓際席は、失われた感覚を取り戻せる
しばらく窓際から下の通りを見つめる。台風が過ぎた、ちょっと生暖かくて穏やかな風が心地いい。
このブログ名「まどぎわメモリー」にこれほどふさわしい席はあるのか?という、ナイス窓際席すぎて。。
目の前には、ゆらゆら泳ぐ、熱帯魚さん。
選書された本。
ちょっとした書き物もできる、歴史を感じるヴィンテージ?デスク。
席なのに、グリーンがあって、自分だけの森の中にいるような感覚。
なんだろう、あの、ジブリ映画に出てくるような、バイオリン作る秘密の工房?感。
ひとりだけど、ひとりじゃない、妙な共同体感覚(みんな静かを求めてくるお客さん)
そして、窓から流れる、爽やかなそよそよ風を目を閉じて感じる時間。
なんだ、ここは、夢の国だ……(個人的には、某ねずみの国よりもずっと)
今回の旅の目的は、自分のアトリエを作るためのインスピレーション探し。だったわけだけど、はい。もう達成しました。わたしのアトリエ最終目標を、ここにします!(笑)
感情が追いつかなくて、なんかね、今思い返してみても、言葉にならない。
言葉にできない、自分の拙さが歯痒いのだけど(もっと本を読め)、でも、やっぱり、ここは、実際に訪れて感じてみてほしいのですよ。
言葉にならない(ほど素晴らしい)、が答えな気がする。
「アール座読書館」のルールと作法「わからない」を楽しむ
ただですね。「なんかここ行ってみたい」という感覚だけで、あんまり予備知識を入れずに来店してしまったので、作法が全くわかりません。笑
そういえば、ちゃんと”読書喫茶”に来たのも初めてかもしれない。(ブックカフェ、はあるけれど…)
座ったはいいけれど、メニューがどこにあるのかもわからず、しばらくボーッとする。
カウンターに立つ店員さんに声をかけようか?目配せ作戦をするのだけど、忙しそうにドリンクを作ってらっしゃる。
なので、もう諦めて、この空間にしばらく身を置くことにした。
窓からの眺めを感じてみたり。置いてある本をパラパラめくってみたり。
机の引き出しがふと気になって開けてみると、そこには別世界が広がっていた!(思わず、わっ、と小さな声が出そうだった。ワクワクしすぎてニヤニヤしていた)
****どこまでもつづく、静寂****
時々、コトン、という音があるくらい。不思議。。でも、嫌な緊張感はない。
他のお客様は席を立って、奥の大きな本棚で本をチョイスしている様子。わたしもいってみようかな?うーん、どうしようと思っていると…
お姉さんが、お冷とおしぼりを持って来てくれた。
※あとで検索したら、お店の方の方針やお考えがまとめられたページを見つけました。初めて訪れる、という方はご参考にどうぞ。
(ドリンク一杯で何時間、追加すれば大体何時間くらいまでOK、とはっきり書いてある方が、逆にソワソワせずに安心して過ごせるね〜〜)
”珈琲苦手”さんにも安心な豊富なドリンクメニュー
お姉さんが、「メニューはこちらにあります。お好きなタイミングでお声がけください」と、伝えてくれた。その一言が、とっても嬉しい。
メニューを開くと、「お時間をかけて、ゆっくりお選びください」と書いてある。
わたし、最近のコーヒースタンドでパッと店員さんの前で選ぶスタイルが苦手。後ろに待っている人がいると何も情報が入ってこなくて、いつも焦って、謎の注文をして後悔してしまうから。笑
心遣いに大きく感動して、はやる気持ちをおさえながら、メニューをめくる。
うーん。このあとも、喫茶店に行くかもしれないから、ここではコーヒー以外の飲み物にしよう。
(コーヒー好きだけどカフェインで具合が悪くなるため、スタバではデカフェにする人)
幸い、読書喫茶なのにそこらへんのカフェよりも、魅力的な紅茶やコーヒー以外のメニューが並んでいる。
よし、果実の紅茶。これにしよう。
っていうか、この空間を独り占めできて、ティーポットで2杯以上も飲めるのに、この価格。本当にこの値段でいいですか?
やさしすぎませんか?コンセプトカフェだから、普通のカフェよりも割高(でいい)と思っていたのですが…
むしろ、新潟のカフェの方がずっと高いんですけど!?笑
「アール座読書館」は、近くに引っ越したい!と思うほどの読書喫茶
「アール座読書館に通いたいがために、高円寺に引っ越しました」
という口コミを見たけれど、もう、分かる。まじで、住みたい。通いたい。
せっかく来たから、クッキーの盛り合わせセットも頼もうね。
(これも、ドリンクだけでは寂しいし、ちょこっと食べたいけれどガッツリ食事やスイーツはいらないんだよな…レジ脇のパッケージフードくらいでいいのよ、お腹的にもお値段的にも…なわたしの欲を満たしてくれる素晴らしいメニュー)
すべてが合う。合う。わたしがカフェに求めていたもの全部ある!
感覚が合うんです!!!
ん???ちょっと、待って。
メニューの最後をめくると……
な〜〜〜〜に〜〜〜!?(っていう、お笑い芸人さんいたよね)
お手紙セットだとぉぉおお!??
つづく・・・
後編はこちらからどうぞ▽
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