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「言いたくない。でも、言わなきゃ伝わらない。」〜わたしの自己主張の練習〜

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※この記事は、2025年7月にnoteに書いたエッセイの再掲載です。noteだけでなく、ブログでも読めたら嬉しい」という声をいただいたので、こちらにも残しておきます🫖

 

 

わたしの“在りたい姿”と、モヤモヤの正体

人は、どう在りたいか?が大事だという。

わたしのビジョン、こういう存在でありたいなというイメージは、穏やかでほがらかで、そこに佇んでいるだけでホッとするような癒されるような存在。

いるだけでパッと明るくなるような、やさしいキラキラした存在。

このイメージの自分は、声を荒げたり、怒ったりしない。

だからこそ、わたしは、怒ることや意見を言うことに抵抗があったのだと気づいた。

先日、某チェーンカフェにて、アプリのポイントが貯まっていたので、「全部使ってください」と伝えた。その後残りのお支払いはどうされますか?と聞かれて、電子マネーでお願いする。

すると、レジ担当の新人さんらしき女の子は心配そうに、隣の先輩に「ポイントを使ったときに電子決済ってできるんでしょうか?」と質問していた。

先輩は「できるよ」とやり方を伝えている。

端末の操作にも時間がかかっていたので、「なんだか大変そうなので、もしだったら、わたし残りは現金で払いますよ」と伝えると、「いや、いけます」と店員さん。

この後も数回のやり取りがあったのだけど、全部は説明できないし特定が怖いので割愛する。

やっと支払いを済ませたというのに、今後は別の先輩が奥から出てきて、「ポイントで支払ったらいかなる場合でも現金払いしかできないよ!」と言い、「支払い履歴、取り消しますね」と言われた。とほほ・・

取り消してからのポイント払いは難しそうだったので、「全額現金払いで大丈夫ですよ」と伝えて、やっと席につけた。

ところが、アプリを見ると取り消しされていない。

不安になって、またレジで伝えると、今度はまた別のベテランぽい店員さんと相談し始めて、「取り消したんなら2、3日で返ってくるでしょ」みたいなことを言っている。

だけど、最終的には取り消しはできていなかったらしくて、そこで初めて謝られた。そこまではわたしも「ま、これだけ電子マネーやらポイントやらが乱立していたら大変だし、しょうがないよね」と我慢できた。

我慢できていたのだけど、最後の最後で違う店員さんに「あの、次のお客様も待っているので、横にずれてもらえませんか?」と、いやそうな顔をされたとき、わたしの堪忍袋の尾が切れた。

 

「それって、ひどくないですか?」と、言えた日のこと

 

「それって、ひどくないですか??」

新人さんがわからないのは、全然いい。すぐに先輩に聞いたので、むしろとても立派で誠実な対応をしてくださったと思う。

だけど、他の先輩たちは、全然わたしの話を聞こうともせず、裏でこそこそ話すだけで、申し訳ないというそぶりもなく、悲しかった。いや、いいこぶった。頭に来た。

翌日、不在だった店長さんが電話で詫びてくれて、わたしは現金で払うと言ったのにポイント払いできます!とごり押しされた上、時間がかかって飲み物も飲めずずっと立っていたこと。

最終的には取り消しできていないのに、ろくに確認もされず、端末処理が終わるまでずっと待っていたのに、邪魔者のような扱いされたことを伝えた。

新人さんは悪くない、この一連の流れで、彼女が責任を感じてしまうことが心配、とも伝えた。

でも、もしかしたら、わたしはたった数ポイントが返ってこなかったことに怒ってごねていると思われているのではないか?

 

 

理想と現実のあいだでゆれる心

伝えるって難しい。

職場や、コミュニティーでも、「もっと自己主張した方がいいですよ」と言われるのだけど、でも、言った後の後味の悪さったらない。

まるで、自分がクレーマーみたいな気がする。

今なんてカスハラという言葉もあるくらいだから。怖い。線引きがわからない。

それに、わたしの理想のイメージとあまりにもかけ離れているから。自分のことが嫌いになってしまう。

そして、そのことについて考えるくらいなら、貴重なこの時間、創作や活動や、次にメンバーシップメンバーさんに向けてどんな記事を書こうかな?とか、カウンター席プランに入ってくれている方にお話を聞いてみたいなとかワクワクすることに使いたい。

ただ、ちゃんと、自分の気持ちを我慢しないで相手に伝えること。怒るときには怒ること。それも、自分を大切にすることなのだということも分かる。

だって、言わなかったら、わたしのせいにされた挙句、たった数ポイントだけどコツコツ貯めていたものが消えちゃったわけだもんね。

 

救ってくれたのは、「話を聴き、寄り添う姿勢」だった

うーん、まだ在りたい姿と自己主張のバランスのちょうどいいところは見つかっていない。

でも、この苦々しい経験をなんとか無理やり学びにかえるとしたら、「やっぱり人の話をちゃんと聴く、が最強」ということ。

わたしが救われた対応は、こちらの意見を無視して解決しようとした店員さんよりも、一緒に「そうですよね、これじゃ取り消しされていないですよね」と申し訳なさそうに寄り添ってくれた新人さんだけだったから。

 

 

星七えりエッセイ「在りたい自分と、伝える勇気のちょうどいいところ。」のイラスト

 

 

文・絵:星七(ほしな)えり

 

 

 

【追記】わたしだけじゃなかった!

伝えるって、むずかしいですね。

でも、記事を読んでくださった方から

 

「1500%ブチ切れていいところです。」

 

 

「自分が悪いことをしたわけでもないのに意見を言ったばかりにそのあと色々考えてしまうことは私もよくあります」

 

 

「わたしも以前よりは、少し言うようになりました。少なくても今回の件に関しては、100%お店側が失礼だと感じます。そうそう、失礼な態度をとられたときは、言うようにしてます。」

 

 

 

などなど、温かいメッセージをいただいて、すごく安心しました。

正直、怒ってしまった自分に罪悪感も感じたのですが、たまには怒ってもいい。ちゃんと感じてる“わたしの気持ち”を、これからも大切にしたいと思いました。

 

 

🌼そのモヤモヤ、吐き出してみませんか?

言いたくない。でも、言わなきゃ伝わらない。

何も言わないで流せば、傷つかずに済む…でも…

そんなことを、わたし自身いま練習中です。


だからこそ、あなたが抱えている“ことばにならないモヤモヤ”も、無理に整えなくていいから、いっしょにおしゃべりできたらうれしいなと思っています。

🌙 月に1杯のこころの定点観察 – わたしにだけ、そっと聴かせてくださいね。

 

星七えり 継続サポート 星にのるイラスト
**月に1杯の、こころの定点観察カフェ** 日々のなかで、ふと感じてること、考えていること、モヤモヤを話したくなることってありませんか? 『月に1杯の、こころの定点観...

 

 

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