こんにちは、ぱりんこです。
今日はこんな不安にやさしくこたえます。
結論:クリエイティブな職種に限らず、1人で集中できる環境なら合います
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HSPでノースキルな私がクリエイティブな仕事をするために学んだ+働いてみた
特別なスキルがないHSPはどうしたらいいの?
ネットやSNSの情報を見ると「HSPさんは、クリエイティブな才能があるよ。芸術や創作の仕事が向いてるよ!」なんて言われていますね。
ハローワークや転職サービスの適職診断をすると、必ず芸術家タイプと出る人も結構多いのではないでしょうか?
音大や芸大出身のHSPさんもいるのでしょうが、みんながみんなそんなわけもなく。(私は地方の短大出身です)
えぇーーい!特になんのスキルもない私はどんな仕事をしたらいいんじゃーーーい!!
と憤りを感じていました。
そこで、とりあえずスキルを付けようと、精神的に限界を感じていた仕事を辞めて、Webデザインの職業訓練に通ったのです。
【視野が広がる!】30代でWebデザインの職業訓練をドキドキで受講した感想
HSPはクリエイティブな仕事が向いているか?実際に学んでみた感想
職業訓練で私が学んだのは
- Photoshop
- Illustrator
- Dreamweaver
- HTML、CSS
です。
しかし、実際に授業を受けたりソフトを触ってみると、”私はデザインをすることが好きなわけではない”と気がついたんです。
素敵なデザインを眺めるのはとってもすきです。かわいいフライヤーやショップカードを集めるのも好きですし、おしゃれなWebサイトを見ると思わずスクショして保存してしまうほど…
あとはデザインって正解がないので、何をどう始めたらいいのか分からず苦しかったです。
そのかわり、やっぱり文章を書くのが好きだなぁ〜って再確認できました!卒業制作も、コンセプトを考えるところが1番わくわくしたなぁ。
そこで、職業訓練受講後すぐにクリエイティブな会社のライターとして就職することにしたのです。
HSPがクリエイティブな職場が合わない理由
クリエイティブな会社は、仕切りがないオープンスペースなことが多い
就職してライターになってはみたものの、人が見ている中で文章を考えることが全くできませんでした。自分のスキル不足によるプレッシャーが一番辛かったですが、仕切りがないオープンで先進的な会社さんだったことも理由の一つだと思います。
- 周りの人々がすごく見えて、焦る
- 一つ一つの音や話し声、動きが気になって仕方がない
- 視覚的な情報量が多すぎる+マルチタスクにキャパオーバー
決まった時間に会社にいるだけでヘトヘトになってしまう自分が、情けなくてショックでした。
ドラマの世界のような素晴らしいオフィス環境+周りは静かだったのに、結局長時間人といるだけで疲れてしまうのです。
HSPはクリエイティブで先進的な会社よりも、決まったことを黙々とする方が合う
クリエイティブな仕事は、たしかに芸術肌や感性豊かなHSPさんに向いているといえます。
しかし一方で、向いてない環境でもあるのです。
業界にもよりますが、WebやIT業界は、変化が目まぐるしいです。自ら情報を調べて、ライティングやデザインセンスを磨かなくてはなりません。
一緒に働いていたデザイナーさんは、仕事後に本を買って勉強+土日はココナラなどの受注サイトで案件をとってきて実践しているとおっしゃっていました。
定時まできっちり仕事をすればおしまい、という世界ではないので、切り替えが難しいです。
決まった時間に決まった内容をこなす、保守的な仕事スタイルの方が、家に帰ってゆっくり疲労を回復する時間がとれますよね。
「あなたは設立年が古い会社の方が合ってると思うけどね…。」と訓練校の先生に言われた意味がよくわかりました!
HSPは、1人の方が集中していい仕事ができる
HSPさんは仕事内容よりも、怒られない・監視されない環境が大事
HSPさんは、怒られない、監視されない環境が大切です。
私はクリエイティブな会社を退職後、クラウドソージングサイトで在宅ライターをしているのですが、気持ち的にとても楽です…
自分の部屋のパソコンで、長時間作業してても疲れません。
オフィスにいるよりもずっと集中できます。
もちろん、依頼主から「もっとこうしてください」という修正は何度もいただくのですが、直接言われるよりもダメージは少なく、落ち着いて回答できるため、ストレスがないのです。
指示が二転三転、上司の気分に振り回されることもありません。
フリーライターで活躍されている先輩も、『フリーになってから怒られるってことがなくなりました』『怒られるんじゃなくて、指摘される感じ。』『何か言われる時も、必ず1つは褒めたりフォローしてくれる』『フリーの人の意識とかコミュニケーションの仕方はとても心地いい。』
とおっしゃっていました。
ここまで散々HSPさんはクリエイティブな職場は合わないかも…と言ってきたのですが、やっぱりHSPさんには、クリエイティブな仕事自体は向いているのです!
ただし、1人で仕事ができるまでのスキルや経験を積めば、ですね。
いきなりフリーランスや在宅ワークで生活費をまかなうのは、正直かなり大変です…。まずは将来的に一人で仕事をするために、今何ができるか?を考えて行動してみましょう。
在宅ワーク+派遣やアルバイトというパラレルキャリアも選択肢に
HSPさんには、正社員にこだわらず、在宅ワーク+派遣やアルバイトで生活費をまかなう道もあることを知って欲しいです。
仕事が長続きしない…と悩みがちのHSPさんにとって、在宅でお仕事をした経験があると、退職後に所属がなくなった時の不安感がちょっぴり減るからです。
私も今、在宅ライター×派遣の二足のわらじを履いて、がんばっているところです!
安定はないのですが、正社員でも威圧的な上司や先輩がいれば続けられないですし、安定なんてどこにもないなぁ、と開き直りました。
【HSPの仕事探し】『派遣でいいのかなぁ…』と不安だった私が手に入れた新たなキャリア
HSPはクリエイティブな職場は合わないけど、仕事スタイルは合っている
ここまでをまとめます。
- クリエイティブな職場は合わないこともある
- でも最終的に1人で仕事ができるならいい
- 1人で仕事ができるようになるためにスキルと経験を積む
HSPなだけで、かなり人生ハードモードですが、自分に合った働き方のために、一緒にがんばりましょうね( ◜◡◝ )