こんにちは、ぱりんこです。
残念ながら出展予定だった8月のイベント、「ふふふのZINE 」さんは、中止となってしまいました…。
が!!!
9月1日〜14日まで、なんとオンラインでの開催が決定しました…!
わたしのつくった喫茶エッセイ「まどぎわメモリー」も、販売していただいたのですが…。
初日に、完売いたしました………涙
今日は、
*オンライン発売当日、どんな様子で売れたのか?
*値札をつけて、自分の商品を売ることへの葛藤
*はじめての販売&イベント参加で感じたこと
など、ZINE販売の裏側をお話したいと思います…!
あわせて読みたい【お知らせ】新潟市のイベント「ふふふのZINE」で喫茶エッセイ本を販売します!(2021年8月15日更新)
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販売開始時刻直後から、TwitterやInstagramのフォロワーさんより「購入しました!」報告がくる
わ〜い、9月1日。今日からZINE販売だっ!
自分の代わりに発送してくださる運営さんに感謝だなぁ…。
わたしもSNSで告知しよう〜♩
と、のんきにかまえていたら、
「ZINE、購入しました!」
「11時ぴったりにポチッとしました!」
「無事に買えてよかったです…。」
とのコメントが!
ドキーーーッ!!!(震える)
その後、主催者の方から、
「すごい勢いで売れました。」
「ファンの多さにびっくりしました。」
とのご連絡が。
泣きそうでした。いや泣きました。
最近のわたしは、閉塞感や不安感、外を歩くことへの異常な緊張感、カフェに行けないストレス?寒暖差?から、動悸や不眠が続き、心身の調子が大変よろしくありません。
情緒不安定による涙腺大爆発状態が続いているのですが、これは完全にうれし涙、いい涙でした。
わざわざ「買いました!」とSNS上でお知らせしてくれた方のメッセージを何度も見返し、お返事していたら1日があっという間に過ぎました。
不安感から一時的に解放され、あたたかい気持ちが流れ込んできました。
(こっそりと購入していただいた方も、ほんとうにありがとうございます…愛おしいです)
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1000円でZINEを売ることについての葛藤
喫茶エッセイ「まどぎわメモリー」の販売価格は、¥1,000円です。
高いですか?
高いですよね?ネェ…
実は、ZINEの価格は、最後の最後までなやみました。
というのも、最初、お茶を飲むつもりで気軽に買えるように500円くらいで売ろうと思っていたからです。
仮本を見てくれた方には、
「いや、ぱりんこさんのファンはたくさんいます。こんなに想いのこもった冊子、中々ないですよ!印刷費だって制作費だってかかるんですし、1000円で売っていいと思います!」
と言っていただきましたが、うれしい反面、
素人がつくった冊子に1000円だすかなぁ?
高すぎるんじゃ…?
予算オーバーで紙にもこだわれなかったし…
そもそも、わたしが1冊1000円も頂戴していいんか…?
と、自信がないに加えて、貧乏思考さくれつ!!!
でも、とある方が何気なく放った、
「え〜、値段がいくらだろうが、ほしいと思ったら買う。」
の言葉にハッ!としました。たしかに………!
このZINEをつくるために、どれだけ悩み、どれだけ時間をかけ、想いをこめたか。
わたし自身が堂々と、「値段は1000円です!」と売ろう。
売れなかった時、傷つかないように守りに入る、いつもの思考パターンを変えなくてはいけない。
勝手に過小評価して、価値を決めてはいけない…。
そんな風に考えて、決断しました。
無料で読めるブログを何年も続けている身としては、値札をつけて、自分の商品を売るというのは、大変こわいものがありました。
でも、当たり前ですが、値札をつけなきゃ売れないのですよね。
そろそろわたしも覚悟を決めて、やっていきたいと思う所存です。
このZINEは、大勢の人にばらまく、というよりも、1000円でも購入してくれる人を大切にしたい。
わたしは、みんなに好かれるチェーン店ではなく、ひっそりとしながらも誰かを癒す、隠れた名店のような存在を目指したい。
葛藤を抱えながらも勇気を出したら、やっぱり本当にほしい人の元に、渡ったようなのです。
ZINE再販について。思いやりのあるやさしい読者さんたちに恵まれて
ありがたいことに、
「買いたかったけど、出遅れました…涙」
「重版しますか?」
とコメントをくださった方がいらっしゃいました。
残念ながら、ふふふのZINEさん用の在庫はなくなってしまったのですが…。
(もっと刷っておけばよかったな)
(まさかすぎて…)
これから、体調を見つつ増刷&Webで販売できるよう、準備していきます…!
正直、Webショップを開設し、1人で発送業務ができるのか?心配ではありますが…。
「(再販)いつまでも待ちます!」
「負担がかからないよう、どうぞ無理のない範囲で…。」
と、ただ欲しいです、だけではなく、わたしの体調までも気遣うメッセージをいただき、
時間がかかっても、「これはわたしの仕事!」と思って、きっとやり遂げよう…!と思いました。
ふふふのZINEさん主催の方も、
「ぱりんこさんの周りの方々の、いい輪にいれてもらい感謝です。」
と、なんとまぁ、素敵なことをおっしゃっていました!
嬉しい…!!!みなさんありがとう。
やさしい輪、やさしい世界…。
引き続き、ほしい!と言ってくださる方にZINEが届けられるよう、諸々整えていきます…!
今まで発信してきた積み重ねが返ってきた
今回、購入しましたと伝えてくださった方々は、ブログやSNSを読んでわたしの存在を知ってくれた方々でした。
アカウント名とアイコンをみれば、「あっ!◯◯さんも買ってくれたんだ!」とピンとくるような、濃いファンの方たち。
(直接お会いしたことや知り合いは1人もおらず、オンラインのつながりの方々ばかりですが、わたしは勝手に親愛の気持ちを抱いています…笑)
コツコツと今まで発信してきた積み重ねが、報われたような想いでした。
わたしの発信している姿を見て、共感や応援、お金を払ってまで作品を求めてくれる方がこんなにいるなんて…。頑張ってきてよかったです…!
毎月毎月ブログを運営をするために、サーバー代を払って、何時間もかけて記事を作って、SNSで告知して…。
SNSだって、もっと適当にやればいいのに、完璧主義だから画像加工に馬鹿みたいに時間がかかってしまいます。泣
でもきっと、そんな不器用なわたしが作った冊子だからこそ、ほしいと思ってくれた人や、買ってくれた人がいたんですよね。
おしゃれじゃなくても完璧じゃなくても、あなたが作ったものだからほしい
じつは、ZINE制作途中、何度も嫌になりました。
売ることを恥ずかしくもなりました。
素人ゆえに、デザイン的に洗練されたものには決してならないし、0から1を作り出すってめちゃくちゃ大変。
頭の中に「こんなイメージ!」はあるのに、技術が追いつかない…。
商品として販売するためには、商用利用可能の素材を使わなくてはいけない等の制約があるため、もう毎日毎日ググりまくって、手探り状態で作りました。
特に、表紙にはこだわりました!
思うような素材がないものは、自分の手で描きました。笑
そして、博進堂さんを訪問した際にいただいた、「古紙っぽいテクスチャーを画像として置き、アンティーク感を出してみたらどうか?」というアドバイスも反映させました。
(ちょっとさりげなすぎて分からないかもしれませんが、雰囲気がよりレトロになったと思っています!)
100%表現できたか?というと、妥協したところもたくさんありますが、
「派手ではないけど、存在感のある表紙」
という、目指すべき姿にはなったと思います◎
尊敬する関西の純喫茶ブロガー「喫茶のすたるじあ」のコトリスさんから、「装丁がとってもかわいい!」と言っていただけたのが、とてもうれしかったです。
大変おこがましいですが、これからは、何を?じゃなくて、誰がつくったのか?も、大事なのではと思いました。
だから、何か作っていらっしゃる方は、どうか恥ずかしがらず、発信してみてください。
うまくいかないよ〜って、奮闘記を書いてると、誰かがきっと応援してくれます。笑
今回の初版を購入してくださった方々のおかげで、「他の誰でもなく、ぱりんこが作ったから買ってくれた人がいた」ということを実感でき、また立ち上がろう!という気持ちになりました。
これからも、人々がホッ…と安心するような何かをつくり続け、そして、あたたかくやさしい輪を広げていければと思います……!!
ZINE販売前にもらった、
「期待して落ち込まないように心配だからいうけど…。応援しています!買います!という人が本当に買ってくれるとは限らないよ。」という言葉。
しかし!!!
わたしが今回学んだことは、「ぜったい買います!という人は、本当に買ってくれる!」
です🥰🪴🤎笑
— ぱりんこ❁HSPエッセイスト (@parincafe) September 3, 2021